求人倍率1倍台に 5年9カ月ぶり 柏原公共職業安定所

2014.02.02
ニュース丹波市

 柏原公共職業安定所によると、 昨年12月の有効求人倍率は1・04倍を記録し、 5年9カ月ぶりに1倍台に回復した。 同倍率は求職者1人に対する求人件数で、 2008年3月に1倍を切って以来、 09年5月には0・35倍に落ち込むなど、 低迷が続いていた。 同安定所では 「今後、 上げ下げはあるだろうが、 全体として求人倍率の上昇は続くだろう」 とみている。 

 正社員にかぎった有効求人倍率は0・59倍。 前年同月よりも0・11の増で、 改善の傾向はみられるものの、 パートなどの非正規雇用の求人が多いのが有効求人倍率を押し上げている。

 産業別にみると、 製造業が前年同月より47・0%のアップになったのをはじめ、 建設業が30・0%、 卸売・小売業が21・5%、 サービス業が10・5%の増となった。

 昨年12月の新規求人数は689人で、 前年同月比10・8%の増となり、 3カ月連続して前年同月を上回った。 一方、 新規求職者数は328人で、 前年同月比1・5%の減。 2カ月連続して前年同月を下回った。

 

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