国道429号榎峠トンネル化 青垣―福知山の難所解消へ 2014―2023年度・基盤整備66事業

2014.06.26
ニュース丹波市

一部トンネルを含むバイパス化の事業着手時期が初めて明記された国道429号榎峠。 現道は狭く、 民家の軒先をかすめるように走っている=丹波市青垣町中佐治で

 丹波県民局は、 今年度から10年で行う道路や河川などの整備の方向性を示す 「社会基盤整備プログラム」 を6年ぶりに改定した。 事業予定数は66。 目玉は、 丹波市青垣町中佐治と福知山市を結ぶ交通難所の国道429号榎峠にトンネルを掘りバイパス化する 「榎バイパス」。 「2019―23年度に着手」 と初めて時期を明記して計画に盛り込まれた。

前期 (14―18年度) と後期 (19―23年度) に分け、 着手時期や完了時期を記している。 新規着手は、 前期が20。 後期が4。

内訳は、 ▽道路=4▽交通安全施設 (歩道) =7▽道路保全=1▽河川=1▽砂防 (えん堤工) =1 (15カ所) ▽急傾斜地崩壊対策=1 (6カ所) ▽県営住宅=1▽ため池=8―。

榎バイパスは、 2車線で、 計画延長2065メートル (トンネルを含む)。

同トンネルは08年度のプログラム改定時に 「情勢変化に応じて整備をはかる」 とされるなど、 02年の最初のプログラム策定以来、 プログラムに掲載されてはいるものの、 時期が未定だった。

丹波土木事務所では、 「兵庫県と京都府の意識が近づき、 足並みがそろいつつある」 と話している。

同トンネル以外の新規道路は、 前期に県道西脇篠山線の味間北―味間南のバイパス化を計画。 味間奥工区 (1780メートル) は完了済みで、 国道176号との接続地点までを改良する。

このほか、 後期着手では、 丹波市市島町東勅使の国道175号の拡幅を行う。 一部、 規格より狭い所があり、 規格に合わす。

県道追入市島線は、 同市春日町国領のまちなかを避けるバイパスを整備する。

河川の新規では、 波賀野川 (篠山市波賀野) で、 直角に近い川の形を変え、 流下能力を上げる。

丹波市柏原町南多田の県営住宅を建て替える。

ため池の新規は、 真南条宮ノ奥池 (篠山市真南条中)、 フレ谷池と大谷池 (同市春日江)、 大内池 (同市草ノ上)、 四十九池 (同市曽地中)、 奥の池谷古池 (丹波市春日町多利)、 竹ノ下古池と皿池 (同市春日町野上野)。

一方、 篠山市不来坂の国道372号丹南バイパスは、 近くの波賀野で行っている工事の整備効果を見てからとして具体時期が示されない 「事業調整箇所」 に。 同事業調整箇所は、 県道篠山山南線の篠山市黒田の改良工事 (同一県道で掘削が始まる川代トンネルに集中するため)、 など計6路線ある。

同プログラムは1億円以上の事業が対象。 県全体の投資規模は、 10年間で1兆1000億円。

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