分散豪雨

2014.08.13
未―コラム記者ノート

 台風11号の接近、通過に伴って8月8日夜から10日のお昼ごろまで強い雨に見舞われた丹波地域。9、10の両日ともお昼過ぎに雨が上がった。途中で止まなかったり、上がるのが遅かったら、24時間で200ミリ超の事態もあった。豪雨には違いないが、「集中」でなく「分散」だったことで被害が最小限で済んだ。
 丹波市柏原町母坪の9日の日降水量は106・5ミリで、8月の観測史上3位、10日は79ミリで10位。篠山市後川では10日の方が雨量が多く、134ミリで4位、9日が119・5ミリで5位だった。
 菩提寺の裏山ののり面が崩れた。ずった個所は、7月末に檀家が日役できれいに草刈りをした所だ。土砂は、本堂の裏手に押し寄せたが、幸運にも破損を免れた。のり面にはまだクラックがある。応急処置が終わるまで、まとまった雨は勘弁してもらいたい。
 台風襲来を身構えていたが、肩透かしに終わったということが続いている。今回もそう。台風に予定を狂わされ、困っている人もあるだろうが、「肩透かしに終わった幸運」を喜ぼう。平穏無事なお盆をお過ごし下さい。(足立智和)
 

関連記事