デカンショ パッケージに 篠山ブランド前面に 丹波篠山茶生産組合

2015.05.28
ニュース丹波篠山市

篠山産をPRした新パッケージで販売する 「丹波篠山茶生産組合」の商品=兵庫県篠山市味間奥で

新茶の季節を迎え、 「丹波篠山茶生産組合」 (兵庫県篠山市味間奥) は出荷準備に追われている。 澤廣明組合長 (70) =味間北=は、 「今年も、 うま味と渋みの調和のとれた、 のどごしの良いお茶ができた」 と喜んでいる。 また、 今年の新茶の季節に合わせ、 茶葉を詰めるパッケージのデザインを一新。 デカンショの踊り子をシルエットで描いたものを図柄にし、 「100%篠山産」 であることを強調。 丹波篠山ブランドを前面に押し出し、 販路と消費の拡大につなげていきたい考えだ。 新茶が店頭に並ぶのは今月30日ごろという。

同組合は篠山市内の茶の生産農家70人で組織。 やぶきた種を約9割、 在来種約1割を栽培している。 今年は、 新芽の成育時期にあたる4月下旬に気温が上がったため、 成長が促され、 例年より1週間ほど早く収穫期を迎えたという。 新茶の収穫量も、 生葉の状態で平年よりやや多い約20トンとなった。

これまで、 包装業者の商品目録から既存のデザインを選択してパッケージを製作していたが、 「それではどこのお茶か分かりにくい。 篠山産であることを強調し、 地元の人にも興味関心を持ってもらわなくては」 と、 市内のデザイナー、 垣内敬造さんに依頼。 図案化したデカンショの踊り子を数多く並べたものをベースに、 新緑色の茶の葉のイラストと、 「丹波ささやま茶」 の文字をあしらった新デザインのパッケージを作った。

商品の価格は、 煎茶50グラム入りで540円 (税込)、 やぶきた茶400入りで1080円 (同)、 ティーバッグ加工した緑茶やほうじ茶は、 3グラム入り20袋で432円 (同)。 味土里館 (東吹)、 特産館ささやま (黒岡)、 大正ロマン館 (北新町)、 ぬくもりの郷 (今田町今田新田)、 東部特産館 (細工所) などで販売する。 問い合わせは同組合 (TEL079・594・2210)。

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