沖縄修学旅行再び

2015.05.13
未―コラム記者ノート

 ここ数年、丹波市の中学3年生の修学旅行先の沖縄本島に「先回り」し、現地で取材をしている。今年は平和祈念公園(糸満市)で春日中学校を待った。全国の修学旅行生が訪れる「平和の礎」前の広場は、記念撮影その他で混み合っている。たくさん学校がある中で、丹波市の生徒の平和セレモニーに臨む姿勢は毎年、お世辞抜きに素晴らしい。今年の春日中生徒の合唱もしっかり歌えていて、他校の引率教諭が感心し、ほめているのが聞こえた。
 ゴールデンウイーク後半は晴れが続いた。美ら海水族館、伊江島、国際通りでの買い物、と楽しい思い出ができたと思う。大戦の傷跡があり、米軍基地問題に揺れる。「色んな顔を持つ」と実感できたのでは。
 自分は、モズクを採り、平和学習の研究者と辺野古新基地建設に反対する人々が座り込みを続けるキャンプシュワブのゲート前集会に参加し、市場の中にある友人の店で民泊をし、沖縄県職員や現地勤務の記者と酌み交わした。
 修学旅行が終わったこれからも興味を持ち続け、将来、是非再訪を。「色々ある」のが沖縄だから2度目もきっと楽しい。(足立智和)
 

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