夏休みの昼ごはん

2015.07.25
未―コラム記者ノート

 お母さんたちにとっては大変な夏休みが、今年は台風の影響で前倒しして始まった。夏休みになると大変なことの一つは、毎日用意しなければならない昼ごはんだろう。母親が勤めている家庭は、お弁当を作り置きする、子どもに何か作らせる…など頭を悩ませないといけない。
 はて、両親が共働きだった自分の子ども時代、夏休みのお昼は何を食べていたのかなと振り返ってみると、記憶にない。妹、弟に聞いてみたが、2人とも同じく覚えていないとのこと。母に聞いて、おばあちゃんが毎日何か用意してくれていたと分かった。例え簡単な物でも手間なのに、誰も中身を覚えていないとは申し訳ない…。
 おばあちゃんの料理といえば、冬場になると、大根だけを炊いたのが毎日出てきて「またか」と思った。大根の葉やジャコなどを入れた雑炊「おじや」がおいしかった。当時でも珍しかったと思うが、家で手作りしたかきもちをおやつにストーブで焼いてくれていた。
 …おばあちゃんに会いたくなった。お盆に里帰りしたら、お墓で夏休みのごはんのお礼も言おう。(古西 純)
 

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