誰かの“夢”を

2015.10.29
未―コラム記者ノート

 インタビューしているこちらまで気合が入るようなパワフルな女性にお会いした。2年前から篠山チルドレンズミュージアムの指定管理者にもなっているイベント企画会社「ドリームアウェイ」(本社神崎郡神河町)社長の吉田真知子さん、42歳。
 指定管理に応募したきっかけは、知り合いだったプロの人形劇団「クラルテ」に、「篠山にある人形劇にぴったりの施設が指定管理者を募集しているので、合同で応募しないか」と誘われたからだそう。「クラルテ」の定期公演は施設の特色となっている。
 来年度からはチルドレンズミュージアムが統合新設される多紀小学校の学童保育を請け負うことになり、ピアノ、ドラム、英語、体操、習字、囲碁の6つの習い事が無料で受けられる内容を計画。保護者に喜ばれるのではと思う。
 やりたいことが次々と湧いてくるアイデアのもとを尋ねると、「誰かがやりたいなと言っていることを拾っていることが多いかも」との意外とも思える答えだった。誰かの思いを自分の夢として一緒に育てていく。そういう夢の発想もあるのだと教わった。(古西 純)

関連記事