レース引っ張る滑りを
関西学院大学商学部4回生。体育会スケート部に所属している。1月27、28の両日、岩手県で行われる国体のショートトラックに成年女子兵庫代表として500メートル、1000メートルの2種目に出場する。年間の成績や、11月の県民体育大会1500メートルで成年女子1位だったことから、兵庫代表に選ばれた。国体には高校1年生から毎年出場。昨年の国体では3000メートルリレーで自身最高の4位に。「最後の国体なので入賞し、記録を残すのが目標。スタート最初の加速が課題。前に出てレースを引っ張り、相手の加速にもからんでいきたい」と話す。
大学では毎年10月に行われるインカレで1回生の時1000メートルで2位、3回生の時3000メートルリレーで2位、関西学生大会では3年連続優勝を果たすなど活躍。3月大阪で行われる関西学生大会で引退する。
スケートを始めたのは4歳。思うような成績が出ず中学時代は挫折しかけたことも。篠山東雲高校時代からは練習場が神戸ポートアイランドに移り大変だったが、国体にも出場でき、スポーツ推薦で関西学院大へ。大会などで全国を回るなど、移動は母親の世話になった。「今まで続けてこられたのは両親のおかげ。卒業したら家を出て、自立し、恩返しがしたい」と話す。
チームメートが高校では3人ほどしかいなく個人練習が多かった。大学では、チームメートも増え、学校名を背負ってさまざまな大会に出場。「競技しながら、主務や会計も務めたりしてチームのために動き、集団のことを学べたのは良かった。今年でスケートは引退するつもりなので、悔いのないように過ごしたい」。22歳。