不審電話に注意を 権利譲渡で金銭要求 丹波署

2016.02.18
ニュース丹波市

 兵庫県丹波市内の女性(73)が2月10日、自宅に不審な電話が複数回あったとして丹波署に相談した。

 同署によると2月上旬、男性から「老人ホームに入居する権利があなたにある。その権利を別の人にゆずってくれないか」と電話があった。身に覚えのない女性が「権利は必要ない」と断ったところ、後日、再び電話があり、「ある人が無事に老人ホームに入居することになった。権利の譲渡証明書を書いてほしい」などと伝えてきたため、不審に思った女性が同署に相談した。

 何らかの権利があると伝え、譲渡の承認を取り付けて名義変更を約束させたあと、変更は違法行為として解決するのに金銭を要求するケースが神戸市内で頻発しているという。

 同署は「今回の事案は、神戸と同様のパターン。不審に思ったら、家族や警察に相談を。高齢者がねらわれることが多いので、注意してほしい」と呼びかけている。

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