図書館はお堅い場所?

2016.02.04
未―コラム記者ノート

 公立図書館の民間委託が、全国的に話題に上っている。昨年10月には、愛知県小牧市で、新図書館の運営を「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に委託する是非を問う住民投票が行われた。「反対」が「賛成」を上回り、廃案になったようだ。
 丹波市、篠山市でも、図書館の活性化にいろいろな取り組みがされている。丹波市では、おすすめ本を紹介し合う「ビブリオバトル」や、小学生対象の「こども司書養成講座」が近年始まった。こども司書のおすすめ本を、手描きポップと合わせて並べたところ、その本を借りる子どもが増えたという。篠山市では、昨年10月から毎月10日を「おしゃべりオッケーな日」とする取り組みが始まり、館内にBGMも流している。
 民間委託に注目が集まっているのは、図書館のイメージが「お堅い」「敷居が高い」と思っている人が多い表れでもあるだろう。
 子どもと一緒に絵本を借りによく図書館に行くようになり、楽しい場所だと改めて思うようになった。そしてますます充実してほしいと願っている。(古西 純)
 

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