憂鬱な花粉の季節到来

2016.02.13
未―コラム記者ノート

 今年もつらい季節の到来です―、と毎年この時期のコラムに書いているような気がする。花粉症の皆さん、今季も頑張っていきましょう。
 いまや3人に1人が発症し、もはや国民病ともいえる花粉症。日本気象協会によると、春に飛散するスギとヒノキの花粉の数は、前年の夏(特に7月上旬から8月中旬)の気象条件に大きく左右され、日照時間が長く、気温が高い夏ほど、翌年春の花粉飛散量が多くなるのだという。西日本の昨夏は、低温、日照不足、多雨傾向であったため、雄花の花芽が形成されにくい気象条件だった。これらのことから、今シーズンの花粉の飛散量は、兵庫県では、昨年と同様「少なめ」の予測。ひとまず、ほっとしてみるものの、花粉症歴15年の重症患者の私は、鼻づまりや鼻の奥の痛みを耐えしのぶ、眠れぬ夜がまた来るのではないかとビクビクしている。
 これから田植えのころまで、憂鬱な日々が続く。あの心浮き立つうららかな早春の日々は、いまや遠い昔。取材現場で私が不愛想だったり、しかめっ面だったりするのは、すべて花粉のせいなのです。(太治庄三)

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