兵庫県丹波市市島町白毫寺の近藤忠信さん(68)宅近くに4月5日、コウノトリが1羽、飛来した。近藤さんは、電柱の先端にとまったコウノトリをカメラで撮影。「桜が満開だったので、お花見にやって来たのかな」と話している。
夕暮れ時、外に出た近藤さんは、「ばさっ」という大きな音を聞き、見上げると電柱の先端にコウノトリがいたという。以前、県立コウノトリの郷公園(豊岡市)を訪れて実物を見た記憶から、「間違いなくコウノトリ。すぐにサギではないとわかった」と笑う。
慌ててカメラを取りに家に戻り、撮影。家族とともに様子をうかがっていたが、一度隣の電柱に飛び移っただけで、40分ほどとまっていたという。その後、南東の方角に飛び立った。
近藤さんは「まさか飛んでくるとは。羽を広げると2メートルくらいあったから、大人のコウノトリだね」と話していた。