憧れのプロ選手

2016.05.26
未―コラム記者ノート

 22日に春日スタジアムであった毎年恒例のプロ野球2軍戦。丹波新聞社としては試合そのものよりも、その後の少年野球教室がメーンの取材になる。今年も丹波市内の野球少年たちが、いろいろと教わっていた。
 同スタジアムで2軍戦が初めて開かれたのは1996年、私が野球に熱中していた小学5年生のときだ。迫力あるプレーに圧倒されたが、何より間近で選手を見られたのがうれしかった。嘉瀬敏弘選手や八木裕選手、翌年は亀山努選手やD・J選手―。同スタジアムに来ていた選手の名前を今もそらで言えるのは、当時の興奮の名残だろう。
 あの頃も少年野球教室があった。当時は春日町内だけのチームを対象にした教室だった。ただ、何を教わったのか、内容はさっぱり覚えていないのが悲しい。
 さて、今年の2軍戦。多くの選手が年下だったことに、思わず苦笑い。選手を見て気持ちが高ぶることはなくなったのも、年齢を重ねた証拠かもしれない。ただ、野球少年たちはきらきらと目を輝かせ、選手の話を聞いていた。昔の自分と重なって、ほほ笑ましかった。(田畑知也)

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