毎月1度マーケット 農作物やパンも 篠山市八上地区殿町で

2016.07.14
ニュース丹波篠山市


兵庫県篠山市八上地区の殿町公民館で毎月第1土曜日に、「トノマチマーケット」が開かれている。このほど開かれた第1回目のマーケット会場には、軽食のほか農作物や加工品、手作り品など、「篠山にある良いものたち」がずらりと並び、地元住民らが買い物やモーニングを満喫。主催した移住者の女性は、「地元のいろんな世代の人が、気軽に『ちょっとご飯食べに行こ』『お茶しに行こ』と集って、交流できるマーケットになれば」と話している。

初開催の会場には、採れたて野菜にパン、お菓子、陶器、ステンドグラスからアロママッサージまで、さまざまなブース12店が並び、少しおめかしした地元のおばあちゃんや子ども連れの親子たちが食事を楽しみながら、世間話に花を咲かせていた。

マーケットを企画したのは武内郁子さん(41)。以前から同地区にある滞在型市民農園「いなか家」に通って農業を楽しんでおり、半年前に明石市から移住して本格的な農業に取り組みだした。

農業に励む傍ら、きれいな公民館の活用を考えるようになった武内さん。農家仲間らが良い作物をつくっても都市部へ売りに出向いている状況もあり、「殿町の中で生活を取り巻くものがそろうようなマーケットを」と企画した。

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