おいしい地元産ブドウ

2016.09.01
未―コラム記者ノート

 今日から9月。涼しい秋風が吹き始めると、毎年何だかホッとする。「丹波おいしい物語」のコーナーで、8月下旬から食べごろを迎えている大粒ブドウを取材した。
 子どものころ、ブドウと言えば小粒の「デラウェア」で、口の中でプチッとつぶすとつるっと出てくるのが大好きだった。丹波産は食べていなかったと思う。その後、中粒の「ベリーA」が主流になり、ぶどう狩り園や高校の体験農場に植えられているのもこの品種だった。
 時代は変わり、今主流になっているのは大粒系。全国的にもてはやされているのは、皮ごと食べられる「シャインマスカット」だそうで、丹波でも新しく植えたり接木したりと、栽培に取り組み始めているという。売れるブドウをつくるためには、品種選びが難しいと聞いた。
 丹波は産地の規模が小さいこともあって、直売している農家が大半。朝市でも売られている。今月初めからは人気種「藤稔」が旬を迎える農園が多い。採れたては「こんなにおいしいブドウが丹波に!」と感動の味。地元産のブドウ、おすすめです。(古西 純)

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