平穏無事な一年で

2017.01.12
未―コラム記者ノート

 今年も「あの日」が近付いてきた。1995年1月17日「阪神・淡路大震災」。いつも心の片隅にあの日の記憶をとどめているので、特別この時期だから、というわけではないが、新年気分が落ち着いてきたこの頃、毎年深く回想してしまう。あれからもう、22年も経つのか―。
 当時、伊丹でサラリーマンをしていた私。住まいは阪急西宮北口駅界隈の文化住宅街の一角にあった。午前5時46分、激しく突き上げられたかと思うと、あっという間にアパートが倒壊。気が付けば、がれきの中に埋もれていた。枕元のファンヒーターが梁の直撃を受け止めてくれ、一命をとりとめた。
 助かっていたかもしれない人の命を救わず、被災現場から逃げ出してしまった罪悪感などにさいなまれ、長い間、苦しんだ。その苦しみから解放されたのは、まだ最近のことだ。
 日本で発生したマグニチュード7クラスの大地震は、平成に入ってからだけでも13回起こっているという。2011年には東日本、昨年は熊本。今年は、なにとぞ平穏無事な一年でありますように。(太治庄三)

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