こだわりの店近くに

2017.02.11
未―コラム記者ノート

 昨年6月、西宮市から移住し、春日町にバイカーズカフェを開いた居内さん夫妻。ツーリングで来たことがあり、景色が良く、インターチェンジにも近い丹波に店を開いた。今は、春に向けてツーリングを企画する幹事のライダーたちが、視察がてらに来店することが多いという。
 4年前、大阪府から子どもたち4人を含む家族6人で移住。昨年10月、氷上町にパン工房を開いた山本さん夫妻。農家でもあり、農産加工所の一角で工房を構えた。両親がいる神戸市から近く、広い農地が確保できる丹波に移住を決めた。ニンジン、ごはん、リンゴ、長芋でじっくり育てた自家製酵母と国産小麦でつくるこだわりのパンを焼く。
 居内さんのカフェはウエスタンドアやサボテンもあり、アメリカの雰囲気が漂う。元大手パンメーカーで商品開発を担当していた山本さんの奥さんが作るパンは地域の食材を使った具材がたっぷり。どちらの店もこだわりの店作り、商品作りで、本物志向。丹波にはこんな店が多い。
 暦の上では春。温かくなれば、遠出もいいが、身近にあるこだわりの店を訪れたい。(坂井謙介)

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