初めての救急外来

2017.02.16
未―コラム記者ノート

 取材では何度かお邪魔したことがある県立柏原病院の救急外来を2月14日の朝、初めて受診した。前日の夜中から経験したことがない下腹部の痛みが続いた。会社に一度顔を出し、その後受診しようと午前6時半ごろに自宅を出たが、運転中に座っていられないほどの痛みを感じ、車を停めては休むといった有様で、病院の受付時間まで辛抱ができず7時半ごろに受診した。内科の医師と研修医の2人に診てもらい、CTを撮ってもらって尿路結石と診断された。
 S医師が「これが石ですよ」と指さした画像の先は白く、確かに石のようなものがあった。よく知られた病名で、噂では痛いと聞いていたが、本当に痛かった。痛みをうまく説明したかったが、例えようがなく、「睾丸を蹴り上げられたような痛み」と言ったような気がする。
 痛みに耐えながら、たちの悪い病気だったらどうしようと不安だったが、診断がついてほっとした。病院でトイレに行ったら幾分痛みもやわらいだ。尿とともに体外に石が出たのかもしれない。その際、「カラン」という音がするとも聞くが、その音は聞こえなかった。(足立智和)

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