農業の魅力伝えた発表会

2017.04.08
未―コラム記者ノート

 丹波市で開かれた「丹波農業グランプリ」では新しい視点で農業に取り組んでいる生産者5人が発表した。グランプリ受賞者の平松さんは大阪から移住した新規就農者。移住者ならではのコネを使って販路を確保したり、野菜の配送箱に保存や調理方法を書いたものを同封するなど工夫を凝らしている。また、準グランプリの岩本さんは祖母から続く振り売り(行商)で得意先から「本音のニーズ」を聞いて野菜作りに生かし、さらに都市部での販路を広げようとしている。
 ほかに、丹波地域で唯一、飼育から製造まで一貫体制でチーズを作っている農家や、薬草を栽培している農家、丹波では珍しいアスパラガスを栽培している農家などが発表し、それぞれの農産物の可能性を信じ、それぞれのこだわりの栽培方法で試行錯誤していることが分かった。農業は土地や気候などに左右される部分が大きい。高齢化や過疎化といった社会的影響も受ける。しかし、自分ならではの工夫でなんとか課題を克服し、喜びに変える農業を実践している姿が見て取れた。高校生たちが聴講した意義も大きかったと思う。(坂井謙介)

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