篠山市市名変更 旅館組合も要望書提出 今年5団体目に

2017.05.21
市名変更問題特集

 篠山市内の旅館16軒でつくる「市旅館組合」(組合長=林大司・池富店主)が5月16日、篠山市役所を訪れ、酒井隆明市長に対して、市名を「丹波篠山市」とするよう求める要望書を提出した。同様の要望書提出は、今年に入って5団体目となる。

 要望では、「黒豆や丹波栗などに代表される農産物は、先人が切磋琢磨して作り上げたブランド」とし、「丹波市誕生以降、消費者に誤解を与えるような表記や広報・宣伝がなされており、看過できない状況」と指摘。「ブランドイメージの低下につながることを憂慮し、地元産業の衰退はサービス業としても大きなダメージ」「丹波市が旧丹波国の中心・代表であるかのような状況は遺憾」とし、早急に市名変更の検討委員会の設置を求めている。

 同組合は、昨年度から理事会で要望書の提出を検討。文書を作成し、組合員に送付した結果、反対ゼロ、賛成10、組合長一任6となったため、提出に至った。

 林組合長は、「組合は一任意団体だが、同じように思っている人が声を上げやすくなれば」と話している。

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