ガチャめしの教訓

2017.08.24
未―コラム記者ノート

 ガチャめしを食べたいから篠山に行く!―。そう言ってきたのは宮城県の友人だ。

 本紙8月13日号でも報じた舞鶴若狭道・西紀SA下り線が展開中のイベント。「ガチャコロ」から食券が出てくるというユニークな取り組みで、社内会議で出たアイデアから誕生したという。

 友人によると全国ネットのテレビ番組で報じられたらしい。さらに動画投稿サイト「ユーチューブ」で大人気のヒカキンさんも訪れ、ガチャめしに挑戦した動画を公開している。人気はますます過熱しそうだ。

 宮城の友人は本気で来るよう。ガチャめし目当てに遠方からも客があると言うが、実際に目の当たりにすると、このイベントの威力に驚く。何が好評を博すか読めない時代だが、ガチャめしからは、「アイデア」とそれを「実行する」ことの大切さを教わった気がする。混雑と赤字は少し心配だが。

 社会の変化は激流のように速く、企業の淘汰が進む今、ガチャめしの教訓を胸に刻み、よりよい紙面を作っていこうと思う。とりあえず、友人とガチャコロを回してきます。
(森田靖久)

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