華やかな舞演じる 丹波西会 30周年記念舞踊公演

2017.09.30
ニュース丹波市

「藤娘」を踊る出演者たち=丹波の森公苑で

日本舞踊「丹波西会」の30周年を記念した「西祥舞踊公演」(西流若葉会 西祥舞踊研究所主催)が9月24日、丹波の森公苑(兵庫県丹波市柏原町柏原)で開かれた。会員27人が古典舞踊や歌謡曲など30曲を披露。満席の観客を魅了した。

会主の西祥さん振り付けの長唄「藤娘」では、長く垂れ下がったフジの舞台で丹波新聞社カルチャー教室の受講生13人が出演。手作りのフジの枝の小道具を持ちながら、華やかな舞を演じていた。

また、谷川教室の中川退子さんが卒寿の舞として、西さん振り付けの端唄「松づくし」を踊り、会場から感嘆の拍手が沸いた。

西さんは、古典舞踊を中心にした第一部の最後で地唄「雪」を舞った。無駄を排し、少ない動きでしっとりと内面を表現する地唄舞。足腰にかかる負担が大きいため、足腰も鍛えてきた。80歳になる西さんは、「前からこの年になると、地唄舞を舞いたいと思い、10年以上かけて稽古してきました」と言い、「割と力を抜いて舞うことができ、満足しています」と話していた。

 

 

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