丹波の「故郷」を情報発信

2017.10.07
未―コラム記者ノート

 篠山市で10月5日、黒枝豆の販売が解禁された。丹波地域各地で秋祭りも開かれ、秋本番を迎えた。

 丹波地域の店舗や直売所で丹波栗やその加工品を販売する「丹波栗食べ歩きフェア」が同月22日まで行われている。11月3日からは丹波市の店舗でぜんざいメニューを出す「丹波大納言ぜんざいフェア」も行われる。広域で開かれるフェアもあれば、集落ごとに開かれる品評会、直売も丹波地域では盛んに行われている。

 10月9日、柏原町で開かれる「うまいもんフェスタ」では柏原高校生が丹波栗と黒枝豆をトッピングした“ご当地カレー”を初めて販売する。若い人たちも積極的に丹波の味覚を発信している。

 実りの風景の中、神輿や山車がゆっくりと進む景色もあちこちで見られ、11月には紅葉がきれいな時期になる。

 同月4日、丹波市のシティプロモーションの研修で講演した作家の玉岡かおるさんは、「丹波には日本の故郷の原型がある」とした。故郷を感じる景色とおいしい丹波を自分たちで楽しみながら、一人ひとりが地域外へ発信していくことで大きな発信力となる。(坂井謙介)

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