山南町の常勝寺 「鬼こそ」で厄払う 4匹の鬼練り歩く

2018.02.17
ニュース丹波市

矛などを手に本堂回廊を練り歩く鬼=兵庫県丹波市山南町谷川の常勝寺で

兵庫県丹波市山南町谷川の常勝寺で2月11日、「鬼こそ」の名で知られる、厄払いの伝統行事「追儺式」が営まれた。鐘や太鼓が鳴り響くなか、長い髪に飛び出した目、大きな口をし、矛や太刀を持った赤鬼と青鬼4匹が本堂の回廊を練り歩き、ご利益があるとされる松明を見物客に投げ入れた。見物客らは縁起物にあやかろうと、取り合った。

同寺開山の法道仙人が鬼を改心させたという言い伝えにちなんだ行事。無病息災や五穀豊穣を祈願する法要に続き、鬼が登場。法道仙人役の藤本哲平君(9)に先導され、鬼役の足立龍太さん(55)、足立祐貴さん(31)、藤本清重さん(38)、村上覚さん(55)が足を高く上げる独特の動作でのっしのっしと練り歩いた。

また、久下自治振興会によるもちまきもあり、盛り上がった。

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