市名変更問題を巡り、「信を問う」として16日付で退職した酒井隆明市長が前日の15日、篠山市役所で職員約200人を前に退職のあいさつを行った。
酒井市長は、「丹波篠山市への意思決定をした後に住民投票の署名が集まり、市長として責任を感じざるを得なかった」「なんとしても住民投票を成立させ、市民の真価を全国に知らしめたい」などと、退職に至った経緯を説明した。
また、「職員のみなさんにはよくがんばってきていただいた。いったんお別れになるが、みなさんともう一度仕事がしたいという思いでいっぱい」と出直し市長選への意欲も語った。