2014年8月に豪雨災害に見舞われた兵庫県丹波市で、被災した農地で栽培されているアジサイが見ごろを迎えている。7月上旬ごろまで楽しめそう。
同市の「復興まちづくり事業」の一つ。被災農地で地域住民にアジサイ栽培に取り組んでもらい、開花後、同市のプリザーブドフラワー加工製造会社「大地農園」が花を購入することで、景観づくりと経済的な支援に取り組む。
同市市島町の余田明美さん(62)は、約30アールで300株以上を栽培。ピンクや青色をした「ゆめアジサイ」と、白色の「アナベル」の2品種が美しく咲いている。
余田さんによると、5月に雨が少なかったことで、ガクの大きさは小さめという。「植え替えをしないといけない株もあるが、来年は全面的に咲かせて、さらに見ごたえがあるようにできれば」と話している。