年末商戦前に抜き打ち査察 避難通路や防火管理チェック 消防「安全のために管理を」

2019.12.18
ニュース丹波篠山市地域地域

消火器類の備え付け場所を確認する消防隊員と店員=兵庫県丹波篠山市内で

年末商戦を前に、兵庫県丹波篠山市消防本部がこのほど、同市内の商業施設9店舗を対象に、抜き打ちの特別査察を行った。避難通路への商品の陳列や、それに伴う消火器などの操作障害が予想される繁忙期を前に、防火管理の状況などを確かめた。

300人以上が収容可能で、延べ床面積が1500平方メートル以上の店舗が対象。店員たちは、署員の指導を受けながら売り場や商品置き場、避難通路、消火器類の備え付け場所などを確認した。

査察を受けた商業施設の店長(54)は、「万が一の時に備え、朝礼で呼びかけるなどして従業員の防災意識を高めていきたい」と気を引き締めていた。

同本部の堂本文三消防司令は、「年末にかけて陳列は増えるが、お客様の安全のためにも施設管理の確認を徹底してほしい」と呼びかけている。

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