「農道」の先に一番福 もう一つの「福男・福女選び」 計86人が田舎駆ける

2020.01.11
ニュース丹波市地域歴史

一番福をめざし駆け抜ける出場者たち=2020年1月10日午後4時24分、兵庫県丹波市春日町野村で

兵庫県丹波市春日町の春日神社でこのほど、走り参り「福男・福女選び」が開かれた。小学生の部と一般の部の計4部門があり、計86人が出場。同神社は新年の開門神事で有名な西宮神社(同県西宮市)の分社であることから、4年前から同様の催しを開いて地域を盛り上げている。出場者は一番福をめざし、230メートルを駆け抜けた。

同日開催の「十日えびす」に賑わいを持たせようと、地元の青年会が開催し5回目。「田舎っぽさ」を演出しようと、田園の間を走る「農道」をコースに設定している。

くじ引きでスタート位置を決めたあと、和太鼓の演奏を合図にスタート。1カ所の曲がり角以外はほぼ直線の走りやすいコースで、出場者はどんどん加速。走力自慢が集った一般男子の部は、ゴールの鳥居付近でし烈な争いとなったが、走り終わると出場者の間に笑顔の輪が広がった。

一般男子の部で一番福に輝いた足立吏音さん(20)は、「思ったよりしんどかった」と苦笑い。副賞の日本酒を手に「家族で飲みたい。健康な1年にしたいですね」とほほ笑んでいた。

関連記事