ぺったん、ぺったん 園児がもちつきに挑戦 昔ながらの臼と杵使い

2020.01.10
ニュース丹波篠山市地域地域

精いっぱい杵を振るう園児たち=2019年1月10日午前11時19分、兵庫県丹波篠山市東岡屋で

兵庫県丹波篠山市東岡屋にある認定こども園「富山こども園」の2―5歳児約80人が10日、近くの富山会館を訪れ、地域の人たちと一緒に、冬の風物詩のもちつきを体験した。昔ながらの木の臼(うす)と杵(きね)を使って挑戦。「ぺったん、ぺったん」の掛け声に合わせて精いっぱい杵を振るい、出来立ての味を堪能していた。

こども園を運営する法人の役員らが主催し、園児たちを招待した。

蒸しあがったもち米が登場すると、近年、自宅でもちを作ることが少なくなったこともあってか、「ごはんや」と首をかしげていた園児たちも、杵でつくたびにもちへと“変身”していく様子に大歓声。小さな園児たちは手伝ってもらったが、5歳児ともなると一人で杵を振るってもちに仕上げた。

きなこをまぶした出来立てのもちを頬張った園児たちは、「おいしい」「もっと食べたい」と満面の笑みを浮かべていた。

同園の中山義弘園長は、「なかなかない機会。園児たちにとって貴重な体験になったのでは」と目を細めていた。

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