暖冬影響?半月以上早く満開 赤紫の「コバノミツバツツジ」 例年はサクラと同時期開花

2020.03.17
ニュース地域自然

早くも見ごろを迎えた「コバノミツバツツジ」=2020年3月16日午後零時14分、兵庫県丹波市の黒井城跡登山道で

兵庫県丹波市にある国指定史跡・黒井城跡の登山道で、春の里山の花「コバノミツバツツジ」の花が早くも見ごろを迎えている。同城跡への登山を楽しんでいる男性によると、例年、サクラとほぼ同じ時期に開花することが多いという。今年は早くも赤紫色の花を開かせており、男性は「暖冬の影響かな」と話している。

 ツツジ科の落葉低木で、雑木林などに自生する。枝先に3枚の葉が付き、他のミツバツツジよりも大きさが小さいことが名前の由来。
 同城跡は、「丹波の赤鬼」の異名がある赤井悪右衛門直正の居城。天正年間、織田信長の命を受けた明智光秀が、丹波国平定戦「丹波攻め」を繰り広げ、直正が光秀を撃退するなど武功を挙げたことでも知られる。

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