プリザーブドフラワー作家 金城隆子さん(丹波篠山市河内台)

2020.04.05
たんばのひと特集

金城隆子さん

「絵本の世界」アレンジも

丹波篠山市宮田交差点近くでアトリエ・ギャラリー「プリラボTao」を開設して1年。長期保存可能な加工花「プリザーブドフラワー」のアレンジメントや、絵本の1ページの世界を表現した「ストーリーアレンジ」などの作品を手掛け、愛好者に指導している。また、丹波篠山市結婚相談室「輪(りんぐ)」で成婚したカップルに贈るプリザーブドフラワーのアレンジメントを制作、好評を得ている。

大阪市阿倍野区出身。銀行に勤め、23歳で結婚。信託銀行で女性初の営業職も経験した。北アルプスの登山が好きだったこともあり、「いつか自然豊かなところに住みたい」と思い、住宅開発を始めた河内台を見学。「稲が風で揺られたときの波紋がきれいだった」近くの景色が頭から離れず、同住宅地最初の住人として、1994年に移住した。

「子どもの頃から芸術的なことが好きだった」こともあり、10年ほど前にプリザーブドフラワ
ーのインストラクターの資格を取得。丹波並木道中央公園での教室から始め、氷上高校で指導したことも。現在、地域の女性会での指導依頼が増加。「花材や花器を自由に選んでもらい、自分で好きなものを作ってもらう」手法でアドバイスを加える。

最近では、プリザーブドモス(苔)やミニチュアの動物の置物、雑貨などを組み合わせ、メルヘンな世界を表現したジオラマ「ストーリーアレンジ」を作ることが多い。「ホテルのロビーなどで飾られている良いものを見て、最近の傾向をつかむようにしている。個展を開くのが目標」

ブログ(https://ameblo.jp/pre-labo-tao/)で作品を紹介。

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