全国ランク12位のスノーボーダー 平井駿也さん(丹波篠山市下板井)

2020.06.21
たんばのひと特集

平井駿也さん

スノーボード競技のアルペン種目の一つ、ジャイアントスラローム(大回転)の大会結果などで決まる、日本スノーボード協会公認の男子ポイントランキングで全国12位。A級インストラクターなどの指導資格を持つスノーボーダー。

スノーボードを本格的に始めたのは大学1年の冬。大学入学後、幼少期から続けていた野球を、足首の骨折で断念。ほかに打ち込める何かを模索する中、高校時代に友人と遊びに行った思い出が頭をよぎった。長野のスキー場に「見習い」として住み込みながら技術を磨き、わずか一冬でC級インストラクターの資格を取得。軽い気持ちで始めたが、「大自然を感じながら、さっそうと滑れる」魅力にどっぷりとはまった。

大学4年時の教育実習で、スノーボードでオリンピックを目指していた先輩と一緒になり、意気投合。卒業後、いったんは一般企業に就職したが、その先輩に誘われ、ハチ北高原(養父市)内の「ウエストスノーボードスクール」でインストラクターを務めるようになった。

「大会で上位を目指す上級者もいれば、初心者の方もいる。さまざまな上達する方法を試しながら、伝わりやすい指導を心がけています」
スクール生に対し、親身に技術を教えるかたわら、積極的に大会へ出場。数々の大会で入賞を果たすようになった。
5―11月は、電気工事の仕事に汗を流す毎日。「夏場は、60キロぐらいあるエアコンの持ち運びがトレーニングみたいなものですね」と笑う。「ここまできたらやっぱり、プロになりたい。大会では2位や4位など、中途半端な成績が多いので、来季こそ優勝を」。 28歳。

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