なんじゃ? まるで雪のよう「ナンジャモンジャ」 雨の中で満開迎え 正式名はヒトツバタゴ

2021.04.29
地域

雨の中、かわいい白い花が満開になった「ナンジャモンジャ」=兵庫県丹波市柏原町で

まるで雪みたい―。兵庫県丹波市柏原町の民家の庭で、珍木「ナンジャモンジャ」の花が満開を迎えている。見ごろは5日間ほどといい、家人の男性(63)は、「白い花が一気に咲いてあっけなく散ってしまうところも魅力ですが、一番気に入っているのは“名前”。大切に育てていきたい」とほほ笑んでいた。

正式な名前は「ヒトツバタゴ」。25年ほど前、群生地のある長崎・対馬の植木店から苗木を購入し、今では高さ、樹冠とも5メートル以上に育った。

遠くから見ると白く浮かび上がって見える満開の「ナンジャモンジャ」

「ナンジャモンジャ」という別名の由来は、水戸黄門として有名な徳川光圀が時の将軍に「あの木はなんじゃ」と聞かれてとっさに「なんじゃもんじゃ」と答えたというものや、木が神事などに使われたため、名を呼ぶことをはばかったというものなど諸説ある。「ナンジャモンジャ」の別名を持つ木は他にもいくつかある。

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