「少し安心できた」 市内高齢者施設で接種始まる 新型コロナワクチン

2021.05.10
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ワクチン接種を受ける高齢者施設の入所者=2021年5月7日午後2時9分、兵庫県丹波篠山市で

兵庫県丹波篠山市内の高齢者施設で6日から、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。兵庫医科大学ささやま老人保健施設では、入所する92人中85人が接種を希望。6日に45人、7日に40人が接種を受けた。

医師が予診票を見ながら「しんどいことないですか」などと問診し、「コロナの予防接種をしますね」と伝えた。ワクチンを接種した後も職員がそばについて様子を見守り、副反応に備えた。3週間の間隔を開けて2回目を接種する。

接種を受けた女性(96)は、「チクっとしたくらいでそれほど痛くなかった。コロナは怖いと感じていたので、少し安心できました」とほほ笑んだ。

同市は65歳以上で入所や入院する人を優先に接種。一般の高齢者は20日ごろから接種のクーポン券を送り、6月からかかりつけの医療機関などで接種を始める。

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