地元で映画「森の学校」 三浦春馬さんら出演 ファンの声受け9月上映会

2021.06.18
地域

映画「森の学校」の一場面。当時12歳の三浦さんが“雅雄少年”を演じる

兵庫県丹波篠山市出身で、5月に逝去した世界的霊長類学者・河合雅雄さんの自伝的小説「少年動物誌」を原作にし、三浦春馬さんが“雅雄少年”を演じた映画「森の学校」の特別上映会が9月17、18、19日、同市北新町の田園交響ホールで開かれる。丹波篠山観光協会の主催。1日3回公演で、チケット販売は7月18日から。

17日は午前10時―、午後2時―、午後6時―。18日は午前10時―、午後2時―、午後5時半―。19日は午前10時―、午後1時半―、午後6時―。感染対策として収容人数50%以下にし、各回400人を想定している。

昭和初期の丹波篠山を舞台に、城下町や里山の豊かな自然の中、生き物とふれあいながら、たくましく育つ雅雄少年の姿を描く。市内各地でもロケが行われた。主演の神崎愛さんと篠田三郎さんとともに当時12歳の三浦さんが出演している。

昨年、三浦さんが亡くなったことを受け、DVD化や動画配信もされていない「幻の映画」が話題に。リクエスト上映公式サイト「ドリパス」にはファンからの投票が相次ぎ、全国各地で再上映が続いている。そんな中、地元住民や三浦さんのファンから、「丹波篠山でも上映してほしい」という声を受けて企画した。

映画館はデジタル上映だが、特別上映会はフィルムで上映する。

河合さんが逝去する前の4月に上映が決まっており、同協会は、「先生にもぜひ見ていただきたかった」とし、「映写機のカタカタ音もあり、昭和感を楽しんでいただければ」としている。

大人1800円、小学生―高校生、障がい者は1000円、未就学児無料。チケットに関する問い合わせは同ホールへ。

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