金色の野に 収穫期で色づく稲穂 稲刈りシーズン「新米でおにぎりや」

2021.09.07
地域

色づいた穂が広がる光景は、まるで「金色の野」のよう=2021年9月6日午後2時45分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内各地で、稲が収穫期を迎えている。色づいた穂が一面に広がる光景は、まるで”金色の野”のようだ。

風が吹くたびに稲穂が金色の波を作り、今の時期しか見られない美しい田園風景をつくり出す。同市も含まれる「丹波地方」の名前は、古代米の赤米が「丹色(にいろ)の波」に見えたという説もある。

稲刈りシーズンに突入しており、あちこちでコンバインがゆっくりと進む。作業中だった男性(75)は、「盆の長雨で心配していたけれど、まずまずの収量。きょうは新米でおにぎりや」と笑顔を浮かべながら、青いつなぎの袖で汗をぬぐっていた。

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