兵庫県丹波篠山市にあり、明智光秀が激戦を演じた八上城跡が残る高城山(標高459メートル)で14日、市内の親子らを対象にした「こどもハイキング」が開かれた。約60人が参加。好転の下、登山をしながらゴミも拾い、郷土に残る貴重な歴史と豊かな自然を全身で学んでいた。
市内6つのライオンズクラブが共同開催。「高城山に登ろう会」の山口喜昭さんと山城などに詳しい歴史研究家の田中豊茂さんが講師を務めた。
登山中、山口さんはイノシシのぬた場や樹齢400年の大杉など、コースのあちこちで自然を紹介。田中さんは曲輪や堀切など、山城の構造を伝えた。
NHK大河「麒麟がくる」の放映に合わせて樹木が伐採され、眺望がよくなった山頂に到着すると、子どもたちは眼下に広がるわがまちに向かって「やっほー!」と大歓声。「めっちゃきれい」「うちはどのへんかな」などと言いながら、目を輝かせていた。