兵庫県丹波市で農業を学ぼうと同県神戸市からIターンした、新規就農者の高木裕之さん(26)、優里花さん(26)の結婚を祝うパーティーが6日、丹波市市島町の「おばちゃんの店」で開かれた。優里花さんが昨年度通っていた同市立農(みのり)の学校の友人らが企画。2人を見守ってきた農業関係者らが2人の門出を祝った。
裕之さんは、「耕す」(市島町)の社員。優里花さんは、「山茂」(同市氷上町)の社員。2人の前職は、神戸市内の食品スーパー。優里花さんが、「農の学校で農業を学ぶ」と丹波市移住を決意。優里花さんを追って裕之さんも移住し同棲、農業会社に就職した。
優里花さんは「私がやりたいことを認めてくれる。こんな優しい人はいない。感謝しかない」と言い、裕之さんは「楽しく、僕らなりのペースで仲良く老後まで暮らしていけたら」と笑った。
果樹に興味があり、将来は、摘み取りブルーベリー園を開きたいと考えている優里花さん。裕之さんは、野菜を栽培する予定。
食事会のつもりで参加したところ、結婚の宣誓や、参加者からのスピーチと、思いのほか「結婚式らしい」思い出をつくってもらい、移住して1年半でできた、人とのつながりに感謝していた。