昆虫企画など人気 目標超えで利用者3万人に 氷上回廊水分れミュージアム

2022.02.04
地域

丹波市のマスコットキャラクター「ちーたん」から来館3万人目を祝福される家族=2022年1月30日午後2時52分、兵庫県丹波市氷上町石生で

氷上回廊水分れミュージアム(兵庫県丹波市氷上町石生)の来館・利用者が1月30日、3万人を突破した。昨年3月にリニューアルオープンし、年3万人を目標に各種体験会や企画展を展開。2カ月早く目標を達成した。

3万人目となったのは、神戸市の小学生、田中里空君(11)。弟の翔君(8)ら家族4人で初めて訪れた。くす玉が割られ、片山則昭・丹波市教育長から花束や記念品を受け取った。

田中君は、昆虫が好きで、開催中の企画展「擬態―自然のだまし絵」を見に来たと言い、「昆虫の普段の姿と擬態してからの様子が見比べられて面白かった」と笑顔。3万人目となり、「びっくりした」と話していた。

オープン以来、自然観察会やプラネタリウムづくり、分水界ウオーキングなど月1回以上の体験会や、昆虫展や動物展など4回の企画展を開催。特に夏休み期間中に開いた昆虫採集や「丹波の昆虫展」が人気で、利用者数を伸ばした。他の社会教育施設との連携にも力を入れた。

菊川裕幸館長補佐は、「まだ市内には水分れや、このミュージアムのことを知らない子どもたちもいるはず。今後も周知に努め、来館を促していきたい」と話している。

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