千鳥足で 水田に夏鳥「コチドリ」 ジグザグと歩く

2022.05.09
自然

植えられたばかりの苗のそばを千鳥足で歩くコチドリ=2022年5月8日午後4時45分、兵庫県丹波篠山市内で

田植えが本格化している兵庫県丹波篠山市内の水田。その中をちょこちょこと歩く鳥の姿。夏鳥の「コチドリ」が、エサをついばみながら、時折、飛翔しては「ピウー」と甲高い声を上げている。初夏の風景だ。

全長14センチほどで足は長め。大きな目の周りが黄色く、顔や胸は黒、頭と背は灰褐色、腹は白。寒い時期はアフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部、一部九州などで越冬。暖かくなると丹波地域にも飛来する。

お酒に酔ってふらふらと歩いては止まることを「千鳥足」というように、まっすぐに歩かず、ジグザグとした動きを見せる。ただし、記者の千鳥足と比べるとかなり早い。「こりゃ酔ってませんな」とつぶやく。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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