「自然」の味 有機野菜使用の給食提供 「甘かった」「良いな」

2022.07.12
地域

有機野菜がふんだんに入ったカレーを味わう児童=2022年7月12日午後零時33分、兵庫県丹波篠山市黒田で

 兵庫県丹波篠山市内の全学校園で12日、同市産の有機野菜を使用した給食が提供された。子どもたちは、生産者の思いと苦労が詰まった有機野菜の献立を味わった。

 昨年に続き2回目。この日の献立では、夏野菜カレーと福神漬けに有機野菜が使われた。

 西紀南小学校の6年生18人は給食前に、同市で有機栽培を実践するグループ「篠山自然派」副代表の酒井菊代さん(67)や市職員から、有機栽培に関する食育授業を受けた。

提供された献立

 市職員は、化学肥料や農薬を使わない有機農業の仕組みや、家畜のふんや生ごみを発酵させる土づくりについて紹介。酒井さんは「自然の中の肥料を使って育てている。環境や自然、人にも優しく、安心して食べてもらえる」と伝えた。

 6年生の男子児童は「自然に優しくて良いなと思った」と話し、別の男子児童(6年)は「野菜の味がしっかりしていて甘かった」と笑顔だった。

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