長寿だワン 17歳おめでとう 犬と飼い主を表彰「誇らしく思って」

2022.11.04
地域

表彰を受けた長寿犬と飼い主たち=兵庫県丹波市山南町谷川で

兵庫県丹波市役所山南支所で愛犬の長寿を祝う表彰式が行われた。満17歳となる11頭と飼い主が出席し、表彰状が贈られた。摂丹獣医師会(木戸毅会長)と同市の共催で、30年以上続く恒例行事。同獣医師会によると、犬の17歳は、人でいうと80―90歳に相当するという。

2005年生まれで、狂犬病予防接種を受けた犬が対象。同市内で15頭が表彰対象となった。

木戸会長によると、犬の平均寿命は40―50年前までは5歳にも満たなかった。1990年半ばから10歳を超え、現在は大型犬、小型犬で差はあるが、平均14―15歳という。「これも飼い主が正確な知識を持って、感染症予防のワクチン接種など、しっかり面倒を見ている結果。表彰状は一日も欠かさず17年間、毎日深い愛情を持って管理・飼育された飼い主への賞状でもある。誇らしく思っていただけたら」とあいさつした。

出席していた篠田博司さん(72)・由美さん(69)夫妻の愛犬「夏季」は柴犬とビーグルのミックス。朝晩それぞれ2キロの散歩が日課で、それ以外はほとんど寝て過ごしているが、食欲は旺盛。「家の中や、フェンスで囲った敷地内を2頭のミニチュアダックスと一緒に自由に過ごしている。仲間がおり、ストレスがないことが長生きの秘訣かな。これからも好き勝手にのびのびと暮らし、一日でも長く生きてくれたら」と目を細めていた。

 

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