「初期消火に対応を」 自治会で訓練 地元消防団員が教える

2023.03.24
地域

地元消防団の手ほどきで放水訓練を行う住民=兵庫県丹波市山南町下滝で

兵庫県丹波市の山南町下滝自治会(約70戸、野見山眞澄会長)が5日、地元のグラウンドで消防訓練を行った。高齢者を中心に住民約50人が参加。地元消防団員から、消火栓の使い方を教わったり、筒先とホースの連結を体験したりした。また、水消火器を使った訓練もし、初期消火の重要性を再認識していた。

日中、若い世代は仕事に出てしまうため、昼間に発生した火災に対処しなくてはいけないことに不安を感じている住民から訓練を求める声が上がっていた。訓練は10年以上ぶりという。

山南第1分団第2部の団員7人が、消火栓から放水する手順を実演。ホースを連結させる際には、「差し込み口に土や泥が付着していないか確認してから、しっかりと差し込む」などと説明した。

若い頃、団員だった高齢男性たちは慣れた手つきでホースを連結し、「久しぶりや。まだまだやれるわ」と笑い、初めて操作する女性らは戸惑いながらも「なるほど」と確認していた。

さらには放水の際、水圧によって発生する強い反動を体感してもらおうと、ホースをポンプ車につないで勢いよく放水。腰を落として筒先を構える住民に「放水中、筒先を離してしまうと、ホースが竜のように暴れ、大けがにつながる」「水圧が非常に強いので、2人以上で扱うように」と注意を促していた。

野見山会長は、「火災は初期消火が大切。そして、何より火を出さないことが重要。火災予防への再認識と、いざというときに慌てない意識付けになったのでは」と話している。

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