「春の妖精」 カタクリ可憐に開花 4年ぶり「祭り」も

2023.03.26
たんばのお出かけ情報地域自然観光

太陽の光を浴びて咲き誇るカタクリ=兵庫県丹波市氷上町清住で

兵庫県丹波市の市花で、「春の妖精」とも呼ばれる山野草カタクリが、氷上町清住の群生地で咲き誇っている。4月2日午前9時から、地元で4年ぶりに「カタクリ祭り」が開かれる。斜面を紫色に埋め尽くす、満開の花が楽しめそうだ。

クヌギ林の中に2カ所の群生地があり、太陽の光を浴び、濃い緑色の葉と透き通るような薄紫色の花が輝いている。

飲食屋台の出店、地元農産物の販売がある「祭り」を主催する清住村おこし実行委員会の足立学委員長(50)は、「3月の高温でやや生育が早い。花付きが良く、楽しんでもらえる。過去3年間なかった観光バスの見学予約も入っていて、うれしい」と、新型コロナからの回復を喜んでいる。

ユリ科の多年草。花弁が夜にすぼみ、気温10度で開き始め、17度で反り返る。観賞は、晴れた日がお勧め。
入園料300円(中学生以上)。達身寺拝観とのセット割は、700円を500円に。

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