青もきれい 「青もみじめぐり」始まる 期間限定の御朱印も

2023.04.22
地域歴史自然

青もみじの前でチラシと御朱印を手に各寺院への参拝を呼びかける荒樋住職と、丹波市観光協会副局長の足立広美さん=2023年4月14日午後1時49分、兵庫県丹波市市島町白毫寺で

青もきれいやで―。紅葉の名所として知られる兵庫県丹波市内の寺院10カ所を参拝し、期間限定の御朱印がもらえる初のキャンペーン「丹波青もみじめぐり」(丹波もみじめぐり実行委員会、同市観光協会共催)が始まった。これまでは、秋に「丹波もみじめぐり」を開いていたが、新緑の青もみじシーズンの魅力を発信し、市外からの年間を通じた長期的な誘客につなげる。実行委員らは「新緑の命の息吹と古のロマンを一緒に感じて」と呼びかけている。6月30日まで。

参加するのは▽高源寺(青垣町桧倉)▽円通寺(氷上町御油)▽岩瀧寺(同町香良)▽達身寺(同町清住)▽高山寺(同町常楽)▽白毫寺(市島町白毫寺)▽石龕寺(山南町岩屋)▽小新屋観音(同町小新屋)▽慧日寺(山南町太田)▽三寶寺(柏原町大新屋)―。いずれも戦国武将・明智光秀にゆかりがある。

全10寺院の御朱印

御朱印は1枚300円。スタンプは、秋のもみじめぐりでは朱色だったが、青もみじめぐりでは新緑にちなみ、期間限定の緑色のスタンプが押印される。手書きと書き置きで対応する寺院がある。

実行委員の住職、総代らから「秋の紅葉はその年によって色づき方や葉の状態が変わる。毎年、間違いなくきれいな青もみじを売り出すことはできないか」という声が上がったのがきっかけ。

実行委員長を務める白毫寺の荒樋勝善住職(62)は、「青もみじは晴れでも雨でもきれいで、天気に左右されない。秋のイメージが強い丹波の違った魅力の一面を知ってほしい」と話している。

問い合わせは、市観光情報センター「丹波ええとこナビ」(0795・70・3501)。

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