「ピィーピッ」 夏鳥「キビタキ」が飛来 美しい「初夏の歌」響かせ

2023.05.13
ニュース自然

木の枝にとまり、美しい「初夏の歌」を響かせるキビタキ=2023年5月12日午後1時52分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の里山に笛のような美しいさえずりが響き渡る。夏鳥の「キビタキ」だ。

全長14センチほど。雄は眉斑、腹部と腰は黄色で、頭から背面にかけて黒色、お尻のあたりは白色と、華やかな色合い。繁殖期のさえずりも美しい。暖かくなると東南アジアなどから飛来する。

学名は「ナルシシナ」。体の色が水仙(学名・ナルキッソス)を思わせることから。ギリシャ神話に登場し、湖面に映り込んだ自分の美貌に魅せられ、恋焦がれたまま水仙に姿を変えた美少年に由来する。ナルシストの語源だ。

小首傾げバージョン

「ピィーピッ、ピーピーピー」と、文字に起こすと全くしっくりこないが、新緑の森に響くさえずりは、初夏の訪れを感じさせる鳥たちの「歌」のようだ。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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