新緑に泳ぐ 地域への感謝込め、こいのぼり掲揚 「田舎の原風景」演出

2023.05.03
地域

青空と新緑をバックにゆらゆらと揺れるこいのぼり=2023年5月3日午前11時4分、兵庫県丹波市春日町野上野で

5月5日の端午の節句を前に、兵庫県丹波市春日町野上野集落の地域資源活用拠点施設「ゆめの樹」の駐車場の一角で、こいのぼり4本が掲揚された。「お世話になっている地域に感謝を」と、同集落で生まれ育った柳川幸代さん(96)と、長女の弘子さん(75)、次女の惠子さん(73)、長男の拓三さん(69)が共同で設置。道行く人らの目を楽しませている。

高さ12メートルのポールに、長さ6メートルのこいのぼりを取り付けた。新緑をバックに優雅に泳ぎ、田舎の原風景を演出している。

昨年、長さ10メートルほどのこいのぼりを掲揚したが、大きすぎて地面に着いてしまったため、今年はやや小さなサイズのものを用意した。

急性心不全から回復した幸代さんは「新緑に映えてきれい。元気に見られるのがうれしい」とにっこり。弘子さんは「ウグイスの鳴き声やお寺の鐘の音も聞こえる。ふるさとの良さを感じてほしい」と顔をほころばせた。

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