「上品」に 寺院のササユリが見頃 初夏の大輪が芳しい香り

2023.06.09
地域観光

境内の斜面で見頃を迎えた法円寺の「ササユリ」。住職によると1000本はあるそう=2023年6月9日午前11時39分、兵庫県丹波篠山市奥県守で

兵庫県丹波篠山市奥県守にある法円寺で、「ササユリ」が見頃を迎えている。群生地の急峻な斜面一帯に、白やピンクなど”初夏の大輪”が開き、境内には芳しい香りが漂っている。

原彰道住職(80)によると、一帯で1000本以上はあるとのこと。斜面から種がこぼれたのか、境内のあちこちにも芽吹いている。

30年ほど前、境内の山際に祭った観音像の周囲に、わずかなササユリを確認。ネットを張るなどしてササユリを食べるシカやイノシシから守っていた。20年ほど前には、林縁部一帯に獣害対策用の金網が張り巡らされて以後、どんどん株を増やしている。年2回、檀家20人ほどが行っている草刈りも、ササユリの

美しい初夏の大輪を開かせたササユリ=2023年6月9日午前11時51分、兵庫県丹波篠山市奥県守で

繁殖に有利に働いているそう。

原住職によると、花期は今月中頃まで。「控えめな美しさに引かれますね」と目を細め、「自由に見学して」と話している。

ササユリは、丹波篠山市の市花。花言葉は「上品」「清浄」。

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