デザイナーが雑貨屋開業 ”お気に入り”のみ陳列 デザイン事務所も兼ねる

2023.06.12
丹波篠山市地域

雑貨屋「waku」をオープンした店長の本多さん(右)と、店員の北﨑さん=兵庫県丹波篠山市福住で

デザイナーでイラストレーターの本多千夏さん(31)=兵庫県丹波篠山市在住、同県丹波市出身=が、旧福住小学校向かいの建物(丹波篠山市福住341)に雑貨屋「waku」を開店した。インテリア、日用品、文具など、こぢんまりとした店内に約160アイテムを陳列。「自分の好きなことを発信していきたい」という思いから、本多さんが気に入った商品のみをセレクトして販売している。

店舗はデザイン事務所を兼ねており、同じくデザイナー・イラストレーターの北﨑葵さん(22)=同県宝塚市=と一緒に、「二足のわらじ」を履く格好で雑貨屋を切り盛りしている。

店名は、本多さんの母方の姓「和久」が由来。祖父がご近所さんから「わくわくさん」のあだ名で呼ばれていたことから、「ワクワクという楽しい感じにあやかりたい」と命名した。

店内には、クリップやフィギュア、付箋、きんちゃく袋、キーホルダー、マグカップ、タオル、Tシャツ、丹波焼など、地域の若い女性をターゲットにしたという品揃えで、本多さんの趣味嗜好に合った商品が展示・販売されている。

「将来は、自分たちでデザインしたトートバッグやカップなどを販売していけたら」と、二人の夢は膨らむ。

店舗(56平方メートル)の半分は、ギャラリー&交流スペースになっている。店舗の西となりに公共の駐車場がある。不定休のため、来店の際には、インスタグラム(「waku.zakka」で検索)で開店状況をチェックする。

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