ハンバーガーの日本一決定戦「ジャパンバーガーチャンピオンシップ」がこのほど、横浜赤レンガ倉庫(横浜市)であり、「市島製パン研究所」(市島町喜多)を営む三澤孝夫さん(62)が所属する「Burger Big Bang PJ」(埼玉県羽生市、12人)が頂点に立った。11月にアメリカで開かれる世界大会に出場する。予選で作った〝究極〟のチーズバーガーを15日まで期間限定で、同研究所で販売している。
世界大会「ワールドフードチャンピオンシップス」の日本予選で、2回目。全国から46チームのエントリーがあり、書類選考を勝ち抜いた12チームが出場した。
予選ではチーズバーガーを、4チームが進出した決勝ラウンドではハッシュドポテトを使うことを条件に調理。味や見た目、調理工程などが審査された。「―PJ」からは、ヘッドシェフの渡邊貴広さんらが出場。予選では最高の総合点を記録し、決勝との合算スコアで優勝した。
三澤さんはチームの他の仲間と共に、出場チームが出店する同倉庫で3日間、予選で出したのと同じチーズバーガーを焼き続けた。一日に677個を売った日もあった。約20センチもの高さがあり、ボリューム満点。バンズの中にシュレットチーズを入れたり、せんべい風に焼いたチェダーチーズを挟んだりしており、三澤さんは「どこを食べてもチーズが味わえて、食感も違うので飽きない」と話す。
同研究所でこのチーズバーガーを提供しつつ、「『日本一』『世界』の看板をまちおこしにつなげたい」と思案している。究極のチーズバーガーは2000円。